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「家は命がけで買うもの」と以前勤めていた会社で言われたことがあります。
最近、私も総額4,700万円の注文住宅を契約しました。現在はその仕様打ち合わせ真っ最中です。
今回はある住宅メーカーに決めた理由について体験談を紹介します。
住宅メーカーの元営業である自分が定めた4つの選定基準
- 自分より知識を知らない営業の家は買わない
- ごり押しする営業からは買わない
- ローコスト住宅は買わない
- 設計士に要望を伝えて8割要望に応えた間取りを初回で持ってこないメーカーでは買わない
もともと新卒から3年間住宅メーカーで働いていたのである程度は家の知識はありました。
妻と展示場に行き、大手のメーカーから中小の展示場を見ていったのですが、自分が持っている知識と違いがある営業にその会社の良さを紹介されても、何も響きませんでした。
- この人に家を任せたら失敗するのではないか?
- 自分が欲しいと思う家を具現化させる力はあるのか?
こんなことを考えながらメーカーではなく「営業マン」を見ていました。
おそらく、私が元営業だったからだと思います。
そうは言ってはいますが、業者選定をするうえで見ていたのはとてもシンプルで
- 私の質問に対してストレートに答えが返ってくるか
- ちゃんと私たちを見ているか
- 不安や悩みに対する答えがその家の性能のどの部分に該当するか
私の勝手な印象なのですが、展示場に入っているメーカーであればある程度質は担保していると思っていました。
ですので、あとは担当してくれた営業の信頼関係の勝ち取り方を見ていた…という事です。
いくつかの展示場を回ってみてちゃんとした提案をくれたのは1社だけという事実
ある程度、展示場を回っていくと、私たちの期待を超えてきたのは1社のみでした。
そこの営業マンは、
私たちの要望をかなえようとすることはもちろんなのですが、冒頭での「命がけの買い物」であることを十分に理解をしてくれていました。
「ファイナンシャルプランナーの人に会ってください。そこで生涯設計をしましょう」
私たちが家を建てたあと生活が苦しくならないか、をまず考えてくれたのです。
4社~5社回ってこういった提案をくれたのは1社だけだったため、心の中ではほぼ即決でした。
なにせ、他の会社は自分の会社の良さと資金計画で家を建てれるか、それしか見てませんでしたから。
ローコスト住宅は一切見なかった理由
初期コストは安いと思いますが、経年劣化していった時にかかるリフォーム費用の方が大きいことは分かりきっていることですし、今は空前の低金利です。
初期投資をしてランニングコストのかからない家づくりをした方が間違いないでしょう。
確か、ホワイトウッドという木材でした。これは本当に気を付けた方が良いと思います。シロアリも大好きな木です。
【まとめ】住宅メーカーで最も見るべきポイントは営業マン
一戸建ての住宅は本当に色んな人と関わりながら作っていきます。
営業、設計、インテリアコーディネーター、エクステリアコーディネーター、工事担当、棟梁…。主なコミュニケーションラインは営業になりますが、次に多いのが設計です。
設計担当にちゃんと思いを伝えないと要望通りの家は完成しませんし、私もかなり注目して見ていました。
結論、設計士も素晴らしく、私たちの要望をしっかり間取りに活かしてくれました。
しかしこれも営業の努力を感じました。設計士にコミュニケーションは必要なく、良い設計図を作れば一定は評価されるため、そこまでお客さんと話し込むことはしません。
なので、私たちからの要望を汲み取ることはできますが、言葉にできない“感じ”や“イメージ”を設計にしっかり伝えてくれていたからこそ、最初の間取り図から好印象を持てたと思っています。
今年の8月に完成予定なのでそれまで楽しみながら打ち合わせをしていこうと思います。