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ゴーヤの葉っぱがシワシワ!縮れてるのはヤバいサイン?復活の超具体策!

ゴーヤの葉っぱがシワシワになる、縮れるのは、主に水分バランスの乱れや病気が原因なんです。

せっかく時間と愛情をかけて育てている大切なゴーヤ、ある日突然、葉っぱが力なくしおれてシワシワになっている(縮れてる)のを見つけたら、本当に心配になりますよね?

まるで「助けて!」って言われているみたいで、筆者も正直、経験があるからその気持ち、めっちゃ分かります。

一体、この元気のない葉っぱは私たちに何を訴えかけているんでしょうか? そして、どうすればあの生き生きとした緑を取り戻せるんでしょう?

ご安心ください! そのシワシワには必ず原因があり、適切な対処法があるんです。

この記事では、あなたのゴーヤの葉っぱがシワシワになってしまう様々な理由を深掘りし、具体的な解決策から予防法まで、詳しく解説していきます! 
テキスト
  • ゴーヤは家庭菜園初心者におすすめ
  • 葉が黄色くなる原因と対策
  • 実がつかない主な理由と対処法
  • 適切な水やりと肥料の与え方
  • 注意すべき病気や害虫について
  • 高温や猛暑が与える影響

ゴーヤの葉っぱがシワシワになる、縮れる主な原因と対策早見表

ゴーヤの葉っぱがシワシワになる主な原因と対策早見表

ゴーヤの葉っぱがシワシワになる、あるいはそれに近い症状を示す場合、いくつかの原因が考えられます。

まずは、どのような症状の時にどんな原因が疑われ、どのような対策が必要なのかをまとめた表をご覧ください。
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原因 主な症状(葉) 対策の方向性
水分不足(水切れ) 葉が全体的にしおれる、縮れる、張りがなくなりシワシワになる。土が乾燥している。 水やりを徹底する(特に夏場は頻度と量を増やす)。
水のあげすぎ(根腐れ) 葉がしおれる、全体的に力がない、下側に丸まる。土が常に湿っている。根が変色。 水やりの頻度を見直し、土が乾いてから水やりする。「乾く→湿る」の緩急をつける。水はけを改善する。
栄養不足 下葉を中心に葉が黄色くなる(葉脈は緑で葉身が黄色)、葉が小さい、伸び悩む。 定期的な追肥を行う。必要な成分(チッソ、マグネシウム)を確認する。肥料の流出を防ぐ。
病気(カビなど) 葉に白い粉や斑点、焼けたような点々、黒い斑点。進行すると葉が枯れる。一気にしおれる(青枯れ病)。 罹患葉の除去。薬剤の使用。原因に応じた土壌消毒。風通しを良くする。多湿を避ける。
根や茎の損傷 葉がしおれる、全体的に元気がない。植え替え後や土中に問題がある可能性。 回復力に期待して見守る。原因特定に努める。
環境ストレス(猛暑、日照不足など) 猛暑時に昼間だけしおれる、伸び悩む、葉が小さい、花つきが悪い。 適切な水やり、傷んだ葉の除去、プランターの温度上昇対策、日当たりの良い場所へ移動。

この表はあくまで目安です。複数の原因が組み合わさっている可能性も十分にあります。あなたのゴーヤの状況をよく観察して、以下の詳細な解説を参考に原因を特定し、適切なケアをしてあげましょう。

考えられる原因

ゴーヤの葉っぱがシワシワになったり、しおれたりする原因は様々です。ここでは、それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

水分不足(水切れ)

重要度:★★★★☆

ゴーヤの葉っぱがシワシワになる最も一般的な原因の一つは、水分不足、つまり水切れです。

ゴーヤはたくさんの葉をつける植物なので、葉からの水分の蒸発が特に多いんですね。そのため、生長するにつれてより多くの水を必要とします。

特に夏場や乾燥する時期には、水やりが足りないとすぐに水分不足に陥り、葉がしおれて張りを失い、シワシワになってしまうんです。

朝夕の1日2回、たっぷりと水を与えるのが基本中の基本になります。プランター栽培の場合は、鉢底から水が染み出すくらいしっかり与えることが重要です。

  • 水やりが足りていない方には、朝夕2回の水やり徹底がおすすめ
    特に晴れて気温が高い日には、土の表面だけでなく、プランター全体に水が行き渡っているか確認してくださいね。

    筆者も過去に、朝は水やりしたから大丈夫だろうと思って油断したら、日中には葉がぐったり…なんてことが何度もありました。

    真夏は特に、朝早い時間と夕方の涼しくなった時間の水やりがマジで欠かせません。

  • 梅雨の時期は雨が多くなりますが、その場合でも土の状態を確認し、乾いているようであれば水を与える必要があります。雨が降ったからといって安心せず、土の中の湿度をチェックする習慣をつけましょう。

水のあげすぎ(根腐れ)

重要度:★★★☆☆

意外かもしれませんが、水のあげすぎも葉っぱがしおれてシワシワになる原因になります。これは「根腐れ」を起こしているサインかもしれません。

土が常に湿っている状態が続くと、根が呼吸できなくなり傷んでしまうんですね。根は水分や養分を吸収する大切な部分なので、ここがダメになってしまうと、地上部の葉っぱまで水が行き渡らなくなり、結果として葉がしおれてしまうんです。

まるで人間が溺れかけているようなイメージでしょうか。元気がないからといって、さらに水をあげてしまうと、症状を悪化させてしまう可能性が高いです。

  • 水のあげすぎかもと感じる方には、土の表面が乾いてから水やりするよう意識するのがおすすめ
    ゴーヤの根は、水分を探して地中深くに伸びていきます。土が一度乾くことで根の成長が促され、結果的に株全体が丈夫に育ちやすくなるんです。「乾く→湿る」というメリハリのある水やりが、ゴーヤにとっては大切なんですよ。

    筆者も最初は「水をたっぷりあげた方が喜ぶだろう」と毎日ジャブジャブあげて失敗しました。土の状態を指で触って確認する、これが地味だけどめちゃくちゃ重要です。

  • プランター栽培の場合は、水はけの良い培養土を選ぶことも根腐れ予防になります。もし水はけが悪いと感じたら、植え替え時に土壌改良材などを混ぜることも検討してみてください。

 

栄養不足

重要度:★★★☆☆

ゴーヤが健康に育つためには、適切な栄養が必要です。

肥料が不足すると、葉っぱの色が悪くなったり、小さくなったり、最終的にはシワシワに近い状態になることもあります。

肥料不足のサインとしてよく現れるのが、下の方の葉っぱが黄色くなる症状です。

特に、葉脈は緑色のまま葉身(葉脈以外の部分)がぼんやりと黄色くなる場合は、チッ素やマグネシウムといった、植物の体内で移動しやすい栄養成分が新しい葉や実の成長のために古い葉から移動したことで起こる「チッ素、マグネシウム欠乏」の可能性が高いです。

チッ素は葉や茎の成長に、マグネシウムは光合成に必要な成分です。これらが不足すると、葉が十分に育たず、小さかったり、元気がないシワシワとした印象になることがあります。

  • 葉が黄色くなってきた方には、定期的な追肥と肥料の成分バランス確認がおすすめ
    植え付け後1ヶ月ほど経ったら1回目の追肥を行い、以降は1ヶ月ごとに追肥するのが目安です。肥料をあげた後は、たっぷりと水を与えることも忘れずに行ってください。
  • 追肥には、速効性のある化成肥料や液体肥料が適しています。ゴーヤ専用肥料は、ゴーヤ栽培に適した栄養バランスで配合されているので、初心者の方でも使いやすいでしょう。花や実をつけるための種類を選び、規定通りに薄めて水やりの際に使うと効果的です。
  • 昨年ゴーヤを育てた場所やプランターで、新しい肥料を与えずに栽培している場合、土の中の肥料分が不足している可能性が高いです。土壌改良材である堆肥は土の水はけや通気性を良くし、植物が成長しやすい環境を整えますが、栄養補給としては肥料が必要になります。肥料と堆肥の違いを理解して、適切に使い分けることが大切です。

病気・害虫

重要度:★★★★☆

病気や害虫の被害も、ゴーヤの葉っぱが傷み、シワシワになったり枯れたりする大きな原因となります。

ゴーヤは比較的病害虫に強いと言われますが、いくつかの注意すべきものがあります。

シワシワや枯れに繋がる可能性のある病気として、うどんこ病、炭疽病、そして恐ろしい青枯れ病が挙げられます。

  • うどんこ病
    葉っぱの表面に粉をまぶしたように白い点々がつきます。病気が進むと葉全体が真っ白になり、光合成ができなくなり、最終的には枯れてしまいます。この白い粉はカビの一種です。

    • 葉に白い粉を見つけたら、うどんこ病を疑って早めの対処がおすすめです。初期段階であれば、白い点々がついた葉をちぎって、胞子が飛ばないように袋に入れて処分するか燃やしましょう。

      症状がひどい場合は、「ダコニール」のような殺菌剤を使用するのが効果的です。水で薄めて株全体にまんべんなく散布します。

    • 予防には、日当たりと風通しの良い環境が重要です。ゴーヤは日当たりの良い場所を好みますが、梅雨時期など湿度が高くなると株の内側が蒸れやすくなります。余分なツルや葉を取り除いて風通しを良くしてあげると、カビの発生を抑えられますよ。
  • 炭疽病(たんそしょう)
    葉に斑点が現れ、その部分から徐々に枯れてしまいます。炭疽病もカビが原因で、一度発生すると広がりやすい病気です。

    • 葉に斑点を見つけたら、すぐにその部分の葉を切り取り、病気の広がりを防ぎましょう。処分する際は、うどんこ病と同様に袋に入れるなどして、胞子が飛び散らないように注意が必要です。
  • 青枯れ病
    突然、株全体が一気にしおれてしまう、非常に進行の速い病気です。葉に黒い斑点が現れることもあります。この病気は根から侵入する細菌が原因で、残念ながら回復させる方法は現在のところありません。

    • 株全体が一気にしおれてしまった場合は、青枯れ病の可能性が高いです。この場合は、被害の拡大を防ぐためにも株ごと抜き取るしかありません。抜き取った株は他の植物に触れないように注意して処分しましょう。

      青枯れ病が発生した土壌は病原菌が残っている可能性が高いため、同じ場所にゴーヤを植えても再発する可能性が高いです。その後の緑のカーテンには、アサガオやフウセンカズラなど、他のつる性植物を選ぶのが良いでしょう。

      シーズン終了後には、土の日光消毒や熱湯消毒を行うことで、病原菌を減らす効果が期待できます。

  • その他の病気・害虫
    葉に白~黄土色の焼けたような点々ができて、枯れているような場合は、カビなど他の病気の可能性も考えられます。このような葉を見つけたら、早め取り除くのが基本です。

    ハサミや手についた病原菌を他の元気な葉に移さないよう、作業後にはしっかり洗いましょう。病気の発生は、雨や水やりで土が常に湿っていることや、風通しが悪いことが条件になることが多いです。適切な水やりと風通しを心がけましょう。

アブラムシなどの害虫もゴーヤにつくことがあり、害虫による吸汁被害などが重なると株が弱り、他の症状に繋がる可能性はあります。

根や茎の損傷

重要度:★★☆☆☆

目に見えない部分、特に根や茎が傷ついている場合も、葉っぱがしおれてシワシワになることがあります。

これは、植え替えの際に根を傷つけてしまったり、土の中でネキリムシなどの害虫に根を食べられてしまったり、あるいは物理的に茎が折れてしまったりすることが原因で起こります。

根や茎がダメージを受けると、水分や養分を地上部にうまく送ることができなくなるため、葉っぱにしおれとして症状が現れるのです。

  • 植え替え後にシワシワになった場合は、根の損傷を疑って優しく見守るのがおすすめ
    植物には回復力があるので、ダメージが軽ければ時間とともに元気になることもあります。
  • 土の中で根が食べられている可能性もゼロではありません。もし他の原因が考えにくい場合は、土壌中に害虫がいないか確認することも検討してみてください。

 

環境ストレス(猛暑、日照不足など)

重要度:★★★★☆

ゴーヤは暑さに強いイメージがあるかもしれませんが、あまりにも過酷な環境下ではストレスを受けて葉っぱがシワシワになることがあります。

特に真夏の30度を超えるような猛暑が続くと、ゴーヤもさすがに元気がなくなり、昼間に葉がしおれているような状態になることがあります。これは、葉からの水分蒸発が激しすぎて、根からの吸水が追いつかないためと考えられます。

筆者も過去に気温が40℃を超えるような酷暑に見舞われ、育てていたゴーヤがまったく伸びず、葉も元気がないという状況を経験しました。まるで、茹だるような暑さにゴーヤ自身がバテてしまっているような感じでしたね。

  • 特に猛暑が続く時期にシワシワになる場合は、環境ストレス対策がおすすめ
    適切な水やりを怠らないのはもちろんのこと、プランター栽培の場合は、プランター自体が高温になるのを防ぐために、アルミホイルで巻いたり、すだれを立てかけたりする対策も有効です。これにより、土の温度上昇を抑えることができます。
  • もし葉が傷んだり枯れたりしている場合は、早めに取り除いて、株の体力の消耗を防いであげましょう。また、グリーンカーテンからはみ出したツルなどを適度に剪定して風通しを良くすることも、株全体の負担を減らすことに繋がります。
  • 正直、猛暑が続く期間は、できる限りの対策をしつつ、少し涼しくなるのを待つしかない、という側面もあります。でも、希望はあります! 過去には、猛暑の時期は元気がなかったゴーヤが、9月になって涼しさが戻ってくると再び元気になり、実も収穫できたという報告がたくさんあるんです。諦めずにケアを続けてみてください。

 

一方で、日照不足もゴーヤの生育に影響を与えます。ゴーヤは日当たりが良い場所を好むため、日差しがあまり当たらない場所で育てると、伸び悩んだり、葉が小さくなったり、花や実がつきにくくなることがあります。

日照不足による葉のシワシワは直接的な症状ではないかもしれませんが、株が弱ることで他の問題を引き起こしやすくなる可能性はあります。

筆者のゴーヤ栽培失敗談から学ぶシワシワ対策

筆者もかつて、ゴーヤの葉っぱがシワシワになる、というか、そもそも全然元気がなくて伸び悩むという苦い経験をしたことがあります。

あれはまさに酷暑が続いた年でした。育てていたのは、スーパーゴーヤとあばしゴーヤの2苗。意気揚々と植え付けたものの、7月初旬からどうも様子がおかしい。順調に育っていたはずが、急に成長がストップしたんです。

葉っぱもなんかハリがないし、元気がない。脇芽も雌花もとぼしくて、ひどい日には雄花さえ咲かない! マジか…って思いましたね。去年の失敗の二の前かなぁ! って正直焦りました。

原因を探るべく色々考えた結果、筆者はその時、追肥や根っこを保護する腐葉土、根詰まり対策、酸性土壌対策といった基本的なお手入れをいくつか忘れていたことに気づいたんです。

そりゃダメだ、って反省して、慌てて全部やりました。でも、その数日後も全然花が咲かない…まだダメみたい。なんか、やることなすこと全部裏目に出てるって感じでした。

そんな時、ふとひらめいたのが、「葉っぱに水やり」です。過去の経験で、ゴーヤが雌花や脇芽を増やすのはいつも雨日の直後だったことを思い出したんですね。

雨で葉が濡れるのが好きなのかな? と考えて、酷暑の日中にも葉をしっかり冷やすように、ジャバ~っと水やりを試してみたんです。こだわりは、水道水ではなく汲み置きの水を使ったこと。

これがですね、マジで効果テキメンだったんです! 葉っぱに水やりを始めてから、なんと2日で脇芽も雌花も出てきたんですよ!

やったー!って思いましたね、あの時の感動は忘れられません。

やっぱり、あの茹だるような暑さの中で、葉っぱを直接冷やしてあげるのも重要なんだなって実感しました。。

この経験から、ゴーヤ栽培において葉っぱがシワシワになったり元気がない時には、まず水やりを見直すこと、そして猛暑の時期には葉っぱを冷やす対策も効果的である可能性があることを学びました。

もちろん、肥料や病害虫のチェックも大切ですが、筆者の場合は「水やり」が突破口になった、というリアルな体験談でした。

次の年は、場所を変えて再チャレンジして、無事グリーンカーテンを完成させることができましたよ。この経験が、あなたのゴーヤ栽培のヒントになれば嬉しいです。

まとめ:ゴーヤの葉っぱがシワシワ、原因と対策

今回の記事では、ゴーヤの葉っぱがシワシワになる様々な原因と、それぞれの具体的な対策について詳しく解説しました。

葉っぱのシワシワは、水不足、水のあげすぎ(根腐れ)、栄養不足、病気(うどんこ病、炭疽病、青枯れ病など)、根や茎の損傷、そして猛暑や日照不足といった環境ストレスなど、複数の原因が考えられます。

大切なのは、あなたのゴーヤの葉っぱの状態をよく観察し、どの症状に近いのか、どのような環境で育てているのかを把握することです。

この記事でご紹介した原因と対策を照らし合わせながら、一つずつ対処していってみてくださいね。

ぜひこの記事を参考に、あなたのゴーヤをシワシワから救って、立派な緑のカーテンを作り上げ、美味しいゴーヤをたくさん収穫してくださいね! 家庭菜園で自分で育てたゴーヤでゴーヤチャンプルを作るのは、マジで最高の達成感がありますよ!