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カルローズ米は本当にまずい?危険?評判から美味しい食べ方まで徹底解説

いきなり結論から言っちゃいますが、カルローズ米は、言うほどまずくありません。

ネットでは「まずい」とか「危険」と噂され、味の評価もまっぷたつに分かれる事もあるようですが、使い方や炊き方を工夫する事で美味しく食べられる、少しユニークなお米です。

「え、そうなの?」「だって、安いお米ってなんか心配…」「日本米とは味が違うんでしょ?」って、思いますよね?(正直、わたしも食べる前まではそう思ってました。)

ネットでは「まずい」「やめとけ」「危険」みたいな、なんかちょっと怖い書き込みもあるし・・・手を出すのをためらう気持ちもわかります。

でも、それって本当なのかな?食わず嫌いって事はないかな?

どんなお米なのか?良くわからないから避けてた・・・日本米の値段が5キロ3000円台に下がるまで代用出来るなら食べてみたいかも?そんな人も多いのかも知れません

この記事では、カルローズ米への疑問や不安、正しい情報を元に徹底的に答えていきます。

管理栄養士さんの視点や、実際に食べてみた私の感想や他の人の生の声、日本への輸入における厳しい安全基準まで、まるっと調べたことを書いていきますね。

この記事でわかること
  • カルローズ米の特徴と注目される理由
  • 「まずい」と言われる原因と美味しい評判
  • 安全性と「危険」と言われる真相
  • 失敗しない炊き方のコツ
  • チャーハンやリゾットなどおすすめの食べ方
  • 業務スーパーやAmazonでの購入情報

カルローズ米の真実:まずい?危険?徹底検証

カルローズ米ってどんなお米?日本米との違いをチェック!

まず、カルローズ米の基本的な疑問から。カルローズ米は、アメリカのカリフォルニア州を中心に生産されているお米です。

名前の「カルローズ」は、「カリフォルニアの薔薇(California Rose)」からきているそうですよ。なんかオシャレな響きですよね。

このお米の最大の特徴は、粒の形が日本米とタイ米の中間にあること。日本でおなじみの「コシヒカリ」や「あきたこまち」のようなお米は「短粒種」といって、粒が小さくて丸いのが特徴です。一方、タイ米に代表される「インディカ種」は「長粒種」と呼ばれ、細長くてパラパラした食感です。

牛丼屋さんや、カレー屋さんではカルローズ米のブレンドを使ってるお店も増えているみたいだね

カルローズ米は、その間の「中粒種」に分類されます。日本米のふっくらした感じと、タイ米のサラッとした軽さ、双方の優れた点を持ち合わせていると言われています。

例えるなら、日本米のような「もっちり」ではないけど、タイ米のような「パサパサ」でもない、新しい食感って感じですかね。炊き上がりは、日本米に比べてやや細長く、さっぱり・パラっとした仕上がりになります。

昔、流通したタイ米とは違って、炊飯器で炊くと違和感感じないお米かも知れません
アメリカでの米作りの歴史

日本の3000年と比べると新しいんですが(約300年)、特にカリフォルニアは農業大国として知られ、コメ栽培に理想的な気候や水、土壌が揃っている場所。今は品種開発や栽培技術が進み、今では世界100ヶ国以上に輸出される高品質なお米の生産地となっています。

カルローズ米も、カリフォルニアで最も多く栽培されている品種の一つです。

 

日本米とカルローズ米の比較

では、日本米とカルローズ米の具体的な違いを表で比較してみましょう。管理栄養士さんの視点や、米専門店の見解も参考に、味や品質、価格など、気になるポイントもまとめてみました。

←テーブルは横スクロールできます→
▼比較ポイント 日本米(短粒種) カルローズ米(中粒種)
粒の形状 小さく丸い(ほぼ円形) やや細長い、短粒種より大きく長い
粘り 強い、もっちりとした食感 少ない、軽い食感
食感 ふっくら、もっちり さっぱり、パラパラ
甘みや旨みが豊か 淡白、さっぱり系、甘み控えめ
香り 穏やかな甘い香り 独特、洋食レストランのような香り
冷めたとき 冷めても美味しい品種が多い ベタつかずおいしい、あっさり味
価格(5kg) 比較的高価(約4200円〜) 比較的安価(約3000円〜4000円程度)
向いている料理 和食、おにぎり、丼もの リゾット、ピラフ、チャーハン、カレー、サラダなど

 

このように、カルローズ米は日本米とは異なる特性を持っています。どちらが優れているというわけではなく、「料理や好みに合わせて使い分けるのがポイント」だと専門家も管理栄養士さんも言っていますね

カルローズ米「まずい」「危険」って本当?気になる評判を徹底チェック!

スーパーで買おうか?どうしようか?迷ってる人が気になるのは・・・味と安全性

「カルローズ米 まずい」「カルローズ米 危険」なんて検索すると、ネガティブな言葉が並ぶこともあります。特に、近年のお米の価格高騰で注目されるようになってから、こうした声が増えた印象です。

あと、日本の農家さんが減ってる事もあり、将来への危機感を感じ、発言してる人もいます。

アメリカ産のお米に対する悪いイメージ・・・その背景にはいくつか理由があるようです。

まず一つは、「安価であることへの不信感」。業務スーパーやコストコなど、3000円台で手に入ることが多いカルローズ米。今現在、日本米の価格が高いだけに、「安いのには何か裏があるのでは?」と感じてしまう人もいるみたいです。

でも、これは安全性の話とセットで考えるべきですね。なんにせよ国産米の値段が高すぎます!2年前より価格が倍って、家計に響く緊急事態ですからね

もう一つ、そしてこれが「まずい」と言われる最大の理由かもしれないのが、「味や食感への不満」。これは、上で見たように、カルローズ米が日本米とは違う特性を持っているからこそ生まれる評価です。

特に、普段から美味しいブランド米を食べてる人からの評価が厳しい

「パラパラして食べにくい」「冷凍したら味が悪くなる」という意見がある一方で、「意外と美味しい」という好意的な声も多く見られます。黙って食卓に出したら「全然気づかなかった」なんて声も

▼農家の息子さんのポスト

▼炊飯器によっては、柔らかく炊けることもあるらしい

 

ある人は、家族でカルローズ米でカレーを食べてみたところ、お子さんは「いつもと違うかな?分からないけど美味しい!」とパクパク。旦那さんは「レストランのご飯みたいで美味しい!」とむしろ絶賛したそうです。

これは私の私見なんですが、たぶん、日本米と同じ感覚で「白いご飯として、おかずと一緒に」食べようとすると、「あれ?なんか違うな…」ってなる人が多いのかもしれません。

やっぱり、日本の米は世界一!なんですね

でも、カルローズ米向きの料理で使ったり、ちょっと工夫して炊いたりすると、「お、これでも良いじゃん!」ってなるんだと思います。実際に、カルローズ米を使い始めて「使い勝手もいいし、怪しんで今までスルーしていたことをちょっと後悔」したという声もありました。

結論として、「まずい」というのは、カルローズ米の特性を理解せずに、日本米と同じように評価した場合の感想であることが多いようです。別のジャンルのお米として考えると良いのでは?と思うようになりました。

危険性は?管理栄養士と専門家が語るカルローズ米の「安全性」

次に、食卓にあがるお米としての「危険性」について見ていきましょう。外国産のお米と聞くと、「農薬がたくさん使われているんじゃないか」「本当に安全なの?」と不安に感じるのは当然です。

この点については、管理栄養士さんやUSAライス連合会、米専門店の情報を見てみると、日本国内で流通しているカルローズ米の安全性は、かなり高いレベルで確保されていると感じました。

なぜそう断言できるのか?その理由は、日本への輸入時に課される「とてつもなく厳しい」検査体制にあると知ったからです。

日本では、食品衛生法に基づいて輸入食品の安全性を確保しています。中でも、カルローズ米のようなお米の輸入に際しては、かなりハードルが高いです。

「ポジティブリスト制度」(残留農薬などの基準が設定されていない農薬等が、一定量以上含まれる食品の流通を原則禁止する制度)に合格したものだけが店頭に並びます。実は、約600項目にも及ぶ検査が行われているのだとか。

カルローズ米の安全性について参照元:USAライス連合会「安全性について」

検査は3段階で実施されます。輸入契約ごとに、アメリカと日本の両方で、第三者検査機関がサンプリング検査を行い、日本の基準を満たしたお米だけが輸入される仕組みになっていました。(残留農薬、重金属、カビ毒(マイコトキシン)などについて基準を満たしているかを検査)

さらに、2020年以降の法改正で、輸入業者にも自主管理の強化や現地での監査が義務付けられ、より一層ふるいにかけられているとのこと。

つまり、日本に入って来るお米は安全という事ですね。

カルローズ米の主な産地であるカリフォルニア州でも、USDA(アメリカ農務省)やFDA(食品医薬品局)といった公的機関が食品の安全性に関するルールを厳格に管理。

また、安全性への信頼の証として、学校給食や病院食といった特に安全性が重視される現場で、カルローズ米が導入されている実績もあるとのこと。(すでに流通していました)

管理栄養士さんも、献立作成時に原産地や検査の有無を必ずチェックする中で、カルローズ米は「安心して使用できる食材の一つ」なのかも知れません。実際には、多くの輸入米は日本の基準をクリアしており、安全性の問題は少ないです」と述べています。

購入する際は、信頼できるブランドや、認証機関のチェックを受けたものを選ぶことが重要。間違ってもメルカリや怪しい個人売買には手を出さないように~

味や食感は?日本米との違いを比較!

味や食感は?日本米との違いを比較!

カルローズ米の味や食感は、日本米とは明確に異なります。これが「まずい」と言われる理由の一つでもあり、一方で、その特性を活かせば「美味しい」と感じる事が出来るかも知れません。

日本米のように粘りや甘みは少なめで、水分含量もやや少ないのが特徴。その結果、炊き上がりはパラパラとしています。カルローズ米には「洋食レストランで出てくるお米のような独特の香り」を感じる人もいるようです。

アメリカではカリフォルニア米を「茹でて調理する」のが主流のようで日本とは違った食べ方をしてるみたい

カリフォルニア産カルローズ米と日本産のコシヒカリ、あきたこまち、ミルキークイーン の成分値と品質評価値のデータも参考に・・・

←テーブルは横スクロールできます→
試料
水分(%)
タンパク質(%)
アミロース(%)
品質評価値
カリフォルニア産コシヒカリ
13.5
5.2
19
78
茨城県コシヒカリ
13.8
5.6
19
76
新潟県コシヒカリ
13.9
5.4
19.5
77
カリフォルニア産アキタコマチ
14.2
4.9
19.4
80
秋田県あきたこまち
13.7
5.6
19.2
76
カリフォルニア産カルローズ
13.5
5.9
19.4
74
福島県ミルキークイーン
14.7
5.1
19.2
80
※データは5回測定の平均値これはあくまで2008年のデータですが、一つの参考にはなるでしょう。
 

カルローズ米の食感を活かせる料理

カルローズ米の食感を活かせる場面は多々あります。

例えば、リゾットやパエリアのようにアルデンテに仕上げたい料理、チャーハンやピラフのようにパラッとさせたい料理、カレーのようにソースと絡めて食べたい料理、サラダのようにドレッシングやオイルで和える料理 には、その特性にぴったりでした。

冷めてもベタつきにくいので、お弁当やおにぎりにも向いているという声もありますね。

一方で、「日本米のような強い甘みや風味」を楽しみたい人には、物足りなさを感じる可能性はあります。なので、「まずい」と感じたことがある人は、もしかしたらカルローズ米の得意な料理で試していなかったり、炊き方に工夫が足りなかったりするのかもしれません。

カルローズ米は「代用品」ではなく、「新しいジャンルのお米」として、その特性を理解して楽しむのが正解ですね。

カルローズ米をおいしく食べる「炊き方・調理法」【4つのポイント】

カルローズ米は、日本米とは少し違う炊き方のコツがあると聞きます。

ここをマスターすれば、「まずい」どころか「意外と美味しい!」という声が聞かれるのも納得。炊飯器も年々進化しているので試してみるのも良いですね。

ここでは、管理栄養士さんや実際に試した人の情報を参考に、美味しく食べるためのポイントを4つご紹介しますね。

ポイント1:洗米はサッと、浸水はほぼ不要!

カルローズ米は、日本米のようにゴシゴシ洗う必要はありません。USAライス連合会によると、洗米は簡単に1回で十分だそうです。管理栄養士さんも「軽く1回洗って表面の粉を流す」程度を推奨しています。

そして、これも日本米と大きく違う点ですが、炊飯前の浸水は不要なんです。これにより、手間が省けて扱いやすいというメリットがあります。

「10〜15分ほど浸水させてから炊飯器で炊くのがおすすめ」との口コミもあるので、少し時間を置くのも試す価値はありそうです。

とにかく、日本米のように長時間(30分~1時間など)浸水させる必要はない、とだけ覚えておくと良いでしょう。

ポイント2:水の量は少し工夫が必要

これがカルローズ米の炊き方の肝かもしれません。USAライス連合会は「加水量は1.2倍。通常より若干少なめの水で炊飯してください」と推奨しています。

管理栄養士さんは「1合に対して水は180〜190mlが目安」と言っていますね。これは、一般的な日本米の目安(1合180ml、加水量1.2倍だと約216ml)と比べると、やはりやや少なめです。

カルローズ米は吸水が早いので、少ない水で美味しく炊けるんですね。

ただ、実際に試した人の中には、「やや多めの水で炊くとふっくらした食感になる」という報告や、「水を多めに入れたためか、ふっくらしていて柔らかくておいしい」という感想も見られました。

逆に「心持ち少なめにして炊いてみた」という人もいます。カルローズ米は「さっぱり・パラっとした」仕上がりが特徴ですが、もし「ちょっとパサつくかな?」と感じたら、水の量を少し増やして調整してみるのも一つの手です。

使ってる炊飯器によって違うのかも知れません、お好みの食感を見つけるために、何回か試してみるのが良いでしょう。

ポイント3:ちょい足しや蒸らしで風味・食感アップ

さらに美味しく炊くための裏技もいくつか紹介。

はちみつと氷を加える
米2合に対して、氷を2つとはちみつ小さじ1を入れて炊くと、甘みとツヤが増すという方法。

お酒や油、だし昆布などを加える
これらを入れることで、甘みやツヤがアップするという情報もあります。例えば、水を少し多めにする代わりに、だしやスープで炊き込むことで風味豊かに仕上がります。

蒸らし方を工夫する
炊き上がったらすぐに蓋を開けて蒸気を逃がし、しゃもじでご飯を切るように混ぜてお米一粒一粒に蒸気を行き渡らせたら、すぐに電源をオフにしてパサつきを防ぐ、という工夫も紹介されています。

これらの工夫は、カルローズ米の淡白な味を補ったり、適度な水分を保持したりするのに役立ちそうです。

ポイント4:炊飯器以外に「茹でる」調理法が超便利!

これがカルローズ米の最大の特徴であり、私的には一番推したいポイントです!なんと、カルローズ米はパスタを茹でる要領で調理することも可能なんです!

スープ料理家さんは、この「茹でる」方法が便利で好きだと述べています。

茹でる調理法の基本(スープ料理家さん推奨)
  1. 水2リットルに塩20g(1%の濃度)を入れて沸騰させる。
  2. カルローズ米1合を洗わないで入れ、時々かき混ぜながら10分茹でる。
  3. 茹で上がったらザルにあげ、サッと水洗いして水気を切る。
  4. オリーブオイル小さじ2をまぶす。

たったこれだけ! マジで簡単ですよね。パスタみたいに塩を入れることで、後で料理に使うときにほんのり味がついて便利なんだとか。オリーブオイルをまぶすのも同じ理由ですね。

この茹でたカルローズ米は、多めに作って小分けにして冷凍しておけば、いつでもサッと使えて超楽チンです。USAライス連合会も「茹でたカルローズは冷蔵庫で保管して翌日調理が可能」と言っています。

さらに、管理栄養士さんによると、この「茹でて調理する」方法には、カロリーを最大23%カットできるという驚きの秘密があるそうです!これは、茹でる際に一部のデンプンが水に溶け出すためとのこと。ヘルシー志向の方には、まさに朗報じゃないですか?

このように、カルローズ米は炊飯器で普通に炊くこともできますが、茹でるという日本米にはない調理法があることが、その多様な使い方を可能にしています。

実は和食にも合う?管理栄養士おすすめ「美味しい活用法」

カルローズ米と聞くと、リゾットやパエリアなど、洋風料理に使うイメージが強いですよね。

管理栄養士さんによると、実は和食との相性も抜群なんだそうです!

その理由は、カルローズ米の「粒がしっかりしていてパラッと仕上がる特性」が、和食の繊細な味付けや食感のバランスを崩さずに活かせるから。ベタつかないから、色々な食材と合わせやすいんですね。

ここでは家庭で簡単に楽しめるカルローズ米を使った和食レシピをいくつかご紹介しますね。

  1. 和風ちらし寿司
    酢飯にしても美味しくいただけるそうです。米粒がほぐれやすく、具材とのなじみも良いので、彩り豊かなちらし寿司に最適。寿司酢の吸収が程よく、パラパラとした食感が新しい感覚の和風ごはんに仕上がるとか。
  2. 鶏と根菜の炊き込みごはん
    しっかりとした粒感を活かした炊き込みごはんもおすすめです。和風だしと調味料がよく染み込みつつも、べちゃつかないので見た目も美しく、食欲をそそります。冷めても味が落ちにくいので、お弁当にもぴったりだそうです。
  3. 和風ライスサラダ
    冷やしても食感が残るカルローズ米は、和風のライスサラダにもぴったり。梅肉や大葉、じゃこなどを使えば、さっぱりとした味わいで夏場にも人気の一品になるとか。作り置きしても美味しさが持続するそうですよ。
  4. だし茶漬け
    さらさらと食べたい時に便利ですよね。カルローズ米はスープとの相性も良く、和風だしや昆布茶をかければ上品な味わいに。お茶漬けにしても崩れにくい粒立ちが、満足感のある一品に仕上げます。
  5. 鮭ときのこの和風ピラフ
    バターや醤油で香ばしさを加え、秋の味覚・きのこと鮭で栄養も満点に。炊飯器で簡単に調理できるため、忙しい日の夕食にもぴったりだそうです。

これらのレシピを見ると、カルローズ米が和食にも意外と合うんだな、ということが分かりますね。

普段日本米で作っているこれらの料理をカルローズ米で試してみるのも面白そう。もちろん、カルローズ米の王道の活用法である洋風や中華風の料理にも最適です。

より美味しくなる向いてる調理法
  • リゾット: アルデンテに仕上げやすく、味をしっかり吸収してくれる。
  • チャーハン: パラパラに仕上がりやすいので、プロ級のチャーハンが目指せる。
  • カレー: ソースとよく絡み、軽い食感がカレーの味を引き立てる。
  • サラダ: 冷めても美味しい特性を活かして、ライスサラダに。ドレッシングや具材との相性も抜群。
  • タコライス: 汁気のあるタコライスにも向いている。

USAライス連合会のレシピ検索ページでは、プロ納得の本格レシピからかんたんお手軽レシピまで、様々なジャンルのカルローズ米レシピが紹介されていました。

つまり、カルローズ米は「洋風料理にしか使えない」なんてことは全くなく、工夫次第で和・洋・中、どんなジャンルにも対応できる、まさに万能なお米なんです。

結局、どんな人におすすめ?【目的別ガイド】

ここまで読んで、「なるほど、カルローズ米って日本米とは違う特性があって、工夫次第で美味しく食べられるし、安全性も確保されている事がわかりました。

でも、結局どんなタイプの人なら満足するの?」って思っている人もいるかもしれません。

具体的にまとめると・・・・

お米の価格高騰に悩んでいる方に

  1. ⇒カルローズ米は割とリーズナブルな価格なのでおすすめです!
  2.  
  3. 特に業務スーパーやコストコでは、大容量パックが手頃な価格で手に入ることも。家計への負担を減らしたいと考えているなら、試してみる価値は十分にあります。
  4.  
  5. ただし、最近は国産米の値上がりの影響で、カルローズ米の価格も上がって来かもしれないので今後は注意が必要です。
  6.  

パラパラとした軽い食感のお米が好きな方に

⇒カルローズ米はおすすめです!

カルローズ米の最大の魅力は、日本米にない軽い食感とパラパラとした仕上がり。この食感が好みであれば、もうそれだけでカルローズ米を楽しむ準備はOKです。特に炒飯やピラフなど、粒立ちを活かしたい料理には最高ですよ。

リゾットやパエリア、本格的なチャーハンを作りたい方に

⇒カルローズ米は断然おすすめです!

これらの料理は、お米の吸水性やベタつきにくさが仕上がりの鍵になります。カルローズ米は味やソースを吸収しやすく、アルデンテの食感も出しやすい特性があるため、まさにこれらの料理のためにあるようなお米です。日本米で作るより絶対美味しい、という声もあるほど。

お弁当や作り置きをよくする方にも十分使えます

カルローズ米は冷めてもベタつきにくく、美味しさが持続するという特徴があります。

そのため、お弁当やおにぎりにしても美味しく食べられます。また、茹でて冷凍保存しておけば、使いたい時にサッと使える手軽さも魅力です。

ダイエットや健康を意識している方にも

お米のカロリーが気になる人は、カルローズ米を「茹でて食べる」のがおすすめです!

管理栄養士さんによると、カルローズ米を茹でて調理することで、カロリーを最大23%カットできるとのこと!これは、茹でる際にデンプンの一部が溶け出すためだそうです。

  1. カロリーや糖質を控えたい方、消化しやすいお米を探している方(高齢者など)にも、この茹でる調理法は非常に魅力的。
  1. 食のバリエーションを増やしたい方にも

カルローズ米を試すとレパートリーが増えます。

いつもの日本米だけでなく、カルローズ米をストックしておけば、洋風、中華風、そして意外な和食アレンジまで、料理の幅がぐっと広がります。まさに「新しいジャンルのお米」として楽しむことで、毎日の食事がもっと豊かになりますよ。

「日本米のモチモチも捨てがたいけど、カルローズ米のメリットも気になる…」という方には…カルローズ米と日本米をブレンドして炊くと解決できますよ~

両者をブレンドすることで、カルローズ米のさっぱり感と日本米のもっちり感のバランスを取ることができます。コストを抑えつつ、日本米に近い食感を求める場合にぴったりの方法です。

このように、カルローズ米は万人に無条件で「最高!」というお米ではないかもしれません。でも、自分の食の目的や好みに合わせて使えば、これほど頼りになるお米もなかなかありません。特にコストパフォーマンスの良さや、料理への活用の幅広さは特筆すべき点だと思います。

どこで買える?気になる価格と入手難易度

カルローズ米を試してみたい!と思ったら、次に気になるのは「どこで買えるの?」と「結局いくらくらいするの?」ってことですよね。

カルローズ米は、以前に比べて日本国内での流通が増えてきています。主な購入場所としては、以下のような店舗やオンラインサイトが挙げられます。

←テーブルは横スクロールできます→
実店舗 業務スーパー/コストコ/カルディ/大型量販店(一部のイオンなど)/一部のドラッグストア/島忠ホームズ
オンライン通販 Amazon/楽天市場/Yahoo!ショッピング/業務用食材を扱う通販サイト/オーガニック食品専門ショップ/フードロス削減を目指すアウトレットサイトや訳あり商品を扱うサイト

実店舗によっては取り扱いがない場合もあるので、確実に手に入れたい場合はオンラインが便利ですね。

次に価格ですが、先ほども触れたように、カルローズ米は一般的に国産米よりもリーズナブルです。

情報によると、2025年4月現在の相場では、5kgでおよそ3,000円~4,000円程度とのこと。これは、同じ時期の日本米販売価格4200円と比較して安価です。

業務スーパーやコストコでは、さらに安価で手に入ることも?

ただし、上にも明記したように注意点があります。

近年の国産米の価格高騰や不足の影響で、カルローズ米の人気が高まり、それに伴ってカルローズ米自体の価格も上昇傾向にあります。(以前は5kgが1000円台前半で買えたのに、今は3000円台後半になることも)

需要と供給の関係から、指摘もあります。

需要の高まりから、品切れになっているケースも報告されていました。特に業務スーパーなど人気のお店では、「一つだけめっちゃ売れている米があった」としてカルローズ米が品切れ状態だったというエピソードも。

国産米の不足のあおりでカルローズ米も売り切れ続出だった時もあるようです。2025年には政府の備蓄米放出も決まっていますが、これが米価にどう影響するかは不透明な部分もあるため、今後もカルローズ米の価格や在庫状況は変動する可能性があります。

購入を検討する際は、いくつかの店舗やオンラインサイトを比較してみるのが賢い方法と言えるでしょう。

カルローズ米は本当にまずい?危険?の総括

さて、今回は「カルローズ米は本当にまずいのか?危険なのか?」という疑問に答える形で、その正体に迫ってきました。

価格を抑えたい人、軽い食感が好きな人、特定の料理によく使う人、お弁当をよく作る人、ヘルシー志向の人など、目的や好みによっては非常にメリットの大きいお米。

カルローズ米は、日本米と比べて「良い」「悪い」という単純なものではなく、「違う」ということを理解するのがポイントですね。

その違いを楽しみ、得意な料理や適切な調理法で活用すれば、「まずい」なんて評価は覆る可能性大です。そして、日本で正規に手に入るものであれば、安全性についても過度な心配はいりません。

もしあなたが、お米の価格に頭を悩ませていたり、いつもの料理に変化をつけてみたかったり、色々な食感のお米を試してみたかったりするなら…食わず嫌いせずに、ぜひ一度カルローズ米を手に取ってみてはいかがでしょうか。

意外な美味しさや便利さに気づくかもしれませんよ。これを機に、あなたにとっての新しい「美味しい」が見つかることを願っています!

覚えておきたいポイント
  • カルローズ米はアメリカ産の中粒ジャポニカ米
  • 国産米の半額以下で家計に優しい
  • 「まずい」は炊き方や好みの問題
  • 水加減多めでふっくら炊ける
  • チャーハンやリゾットに最適
  • 安全性は厳格な検査で確保
  • 茹でると低カロリーでダイエット向き
  • 日本米と混ぜるなら7:3がおすすめ
  • 冷暗所で密閉保存が長持ちのコツ